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「漫画の作り方」的な本は、「サルでも描ける漫画教室」が有名。
とても納得させられる内容だが、読むと逆に「どうすりゃいいんだ」ってなる。

一方、月刊チャンピョンREDで連載中の漫画道場では漫画の神髄を非常に簡潔に言い切る。
漫画とは「人謎技感」、まず魅力的なキャラクター(主人公)が居て、そこに謎をぶつける。
それを主人公が技で切り抜け、最後は感動で絞める・・という。

前者の「サル漫」では、「少女漫画はこう、スポーツ漫画は、少年漫画は、エロ漫画は・・云々」と個々に分析をかけてくるが、ジャンル分けする以前に後者が語る「人謎技感」が根底にあるよなあ、と思ったのである。

小説の作り方では「起承転結」が有名であって、小説と漫画の物語構造にはやはり違いがあると思う。
昔から小説は芸術として扱われ、漫画は娯楽の域を出ない・・と今でも思われているかもしれない。
しかし小生も色々な小説を読みましたが、「読んで感動して泣いた」という経験は一度もなかったですよ。
逆に漫画やアニメなんかでは、幾つも泣いた作品がありますね。

思えば小生も、霧生紅葉など好きなキャラが出来て、そこから物語が湧いてくるっていうか。
有名な俳優とかも、その物憂さだとか独特な雰囲気が物語を醸し出すというか、「彼の演技を観たい」と思わせるわけだ。
逆に幾ら台本が優れていても、演じる役者がクソだったら台無しなのかもしれないですね。