あまれすっ!①
- 2017/12/10
- 23:13
アレクサンダー学園・理事長室。
部下「理事長、お客様の到着です」
理事長「・・通してちょうだい」
アレクサンダー学園理事長・小雛形芳子
バタンッ
謎の男「お嬢さん、失礼するぜ」
理事長「真也・・ちゃん!」
がばっ
理事長「会いたかったわ、30年もどこに行ってたのよ!?」
山元真也「ちょっと遠洋漁業・・ですよ」
理事長「肩ぐらい抱いてくれたっていいのに・・相変わらず堅物ね」
山元「へ、アンタも変わらねーな」
山元「こんな老兵に何用だい?」
理事長「・・今日は昔の恋人ではなく、教育者として頼みがあるの」
理事長「実は・・私の孫が今年入学したのだけれど、ひどいじゃじゃ馬でね。町で喧嘩ばかりしてるの」
山元「へえ、血は争えねえなw」
理事長「そろそろアマレスを教えようと思ったのに・・”あんなの格闘技じゃない”なんて生意気なこと言うのよ!」
山元「格闘技じゃない・・か。なるほどね」
山元「とにかく”強くなりたい”って意思はあるんだな?問題は、アマレスが最強だってことを分からせてやれる人材がいないってところかな」
理事長「そう、その通りなのよ!」
理事長「真也ちゃん、もう一度アマレス部の監督になって!」
山元「でも、俺にはその資格が・・」
理事長「お願いよ!あの子を破滅の道から救い出せるのは、貴方しか居ないの!」
ぶわっ
山元「!」
山元「・・いいでしょう。しかし条件があります」
理事長「何なの?どんな要求でも飲むわ!」
山元「お分かりでしょうが・・アマレスの道は修羅の道!今後、怪我の一つや二つじゃすまないことを覚悟していただきたい!」
ドンッ!
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麗華先生「毎日入り浸られて困ってるんですよ・・私に命令するし」
理事著「ったくしょうがない子!」
ガラガラガラッ
理事長「アキコ!いつまで寝てるの、授業時間でしょ!」
理事長「あんたが馬鹿にしたアマレスの達人を連れてきたわ!」
理事長「この方と勝負して負けたら、私の言うことを聞きなさい!」
アキコ「う~ん、うるせぇなあ・・ババァは」
アキコ「何度言われても、アマレスなんてやんねーよ。弱いしダサイし」
小雛形アキコ、理事長の孫。
理事長「そのアマレスに、アンタはかなわないって言ってんの!」
アキコ「へえ、面白いじゃん?勝負してやるよ!」
にやりっ
理事長「今から練習場に来なさい!アマレスの怖さが骨身に染みるといいわ!」
麗華先生「・・ひいい」
続く!