紅葉の拳④
- 2016/10/25
- 19:11
木梨先生「これはこうであるからして要するに・・」
紅葉「花子ちゃんじつはね・・」
毬井「え?」
毬井花子:紅葉の親友
紅葉「先輩から、喧嘩の稽古してもらってるんだ!」
毬井「うっそ!」
木梨先生「そこ、静かになさい!」
紅葉・毬井「は、はい!」
紅葉「もうだいぶん強くなったからね・・」
毬井「ふむふむ」
紅葉「並みの男なら一発で倒せるかも・・しゅっ!」
毬井「すごいじゃんw」
木梨先生「うるせえなさっきから」
紅葉・毬井「ひいっ」
木梨先生「廊下に立ってなさい!」
紅葉・毬井「ごめんなさあい」
毬井「モミモミ、私もよおしてきちゃった・・トイレ行ってくるから」
紅葉「う、うん」
しゅたたたたた・・
「ラッキー、和式が開いていた」
「花子は断然日本式なのです!」
「よーし出すぞ・・」
「きたきた」
しゅわーーーーーーー
(はああ・・ぶっちゃけお○っこしてる時が一番幸せかも)
「あふっ」
ビクビクッ!
(今日はためてたから激やばああああ)
「はああああああ」
ジィィィィン・・
(お○っこで感じちゃうなんて花子は変態さんなのかも・・)
「さ、授業に戻らないと?」
ゴソッ
ビーコ「いやあ良い画が撮れたよ!」
毬井「えええええええええ!?」
ビーコ「今年のお○っこ女優賞は君かな?」
毬井「ちょっと、花子は女優デビューなんか・・」
ビーコ「さ、早速編集して投稿しないと」
毬井「待って、それじゃ本当に・・」
(本当に世界デビューしちゃう~~~~~~!)
「花子ちゃん、急がないと先生にばれちゃうよ・・」
「花子ちゃん!」
キーンコーンカーンコーン
毬井「・・という場面を撮られちゃって」
紅葉「ひどい!」
毬井「花子、もう人生終わったかも・・うふふ」
紅葉(このままじゃ、花子ちゃんが壊される!)
紅葉(すぐに取り返さなきゃ!)
紅葉「直ぐにデータを取り返してくるから!」
毬井「そ、そんな危ないこと・・」
「おおおおお!」
しゅたたたたたたた
(やつらゆるさねえ!)
「うおおおおおおおおお!」
(紅葉、ついに動くか!)
ビーコ「国宝級の動画が取れたよ」
エーコ「そりゃめっちゃ楽しみだな」
スピーカー「あああああああん!」
エーコ「こりゃモロだな・・」
ビーコ「完全に上級者向けっすわ」
バンッ!
紅葉「そこの不良!」
「よくも友達の恥ずかしい姿を盗撮しましたね」
「泣いて謝っても許しませんよ?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・
(こいつ、以前とオーラがまるで違う・・)
ビーコ「なに調子くれてんだコラ」
エーコ「ビーコ、待っ」
スパ―――――――――ンッ
ビーコ「思い切り・・顔をたたくなんて・・グスグス」
エーコ「野郎!」
紅葉「野郎じゃないです女です」
エーコ「マジで相手になってやるぜ」(こいつ、なめてるとヤバい!)
紅葉「シッ!」
ドスッ
エーコ「うっっっ」(早い!)
エーコ「ぐはああああ!」
エーコ「くたばれ!」
ブンッ
紅葉「見え見えのテレフォンパンチですね・・」
紅葉「悪いおててには、お仕置きです!」
エーコ「シッぺ・・それだけはやめろ!」
ピシャャャャャャャャアン!
「あああぁあ!!!」
ピシッ!「ああ!」
ピシッ!「ああ!」
ピシッ!「ああ!」
ピシッ!「ああ!」
ビーコ(あんな強烈なシッペを、何発も!)
紅葉「泣いて詫びるまで許しません!」
パンッパンッパンッパンッパンッ
エーコ「ひいいいいいいいい」
ビーコ「うおおおおお、エーコを放せ!」
ビーコ「チェスト!」
ゴスッ
紅葉「ぐはぁ!?」
ビーコのチョップは友情のパワーでクリティカルヒットした。
紅葉「ぎゃああああ」
ビーコ「化け物め!」
エーコ「助けてくれるって信じてたぜ!」
ビーコ「当ったり前だろ!」
ダバダ~ダバダバダバ・・
エーコ「やっちまえ!」
ビーコ「くたばれ!」
紅葉「ぐっぐううう」
バンッ
毬井「花子見参!」
毬井「モミモミから離れろ!」
ブンッ
エーコ「なんだコイツあぶねぇ!」
ビーコ「オ○ッコ姫かっ」
紅葉「花子ちゃん!」
毬井「わたしドーグ(凶器)は得意なの!」
エーコ「おもしれえ、二人とも畳んでやる!」
ビーコ「今のうちらは最強だぜ!」
紅葉「こっちこそ最凶です!」
毬井「いくよモミモミ!」
「うおおおおお~~~~~~~~!!」
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鬼越「二人とも派手にやられたもんだ」
エーコ「まさか、真紀ちゃんがあいつを鍛えていたとはね・・」
鬼越「お前らの行為が目に余るもんでな・・テメーの未熟が身に染みただろ」
ビーコ「おす・・」
ビーコ「馬鹿にしてた相手に、気持ちの上で完全に負けてました・・うちらの完敗っす」
エーコ「でも、本気で殴り合って・・やつらのことが妙に気に入ったぜ!」
「あいつらもきっと同じだと思う!」
第一章 完