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紅葉の拳③

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(秘密特訓するって言ってたけど・・)

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(日曜なのにいいのかな)

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「おーい!」

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「先輩を待たせるなよ!」

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「すぐ行きます!(本当にいた!)」

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ドンッ!

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紅葉「ツイスターゲームですか」
鬼越「ルールは分かるよね」

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「普通はこのドルフ君が、動かす部位と色を指示するわけだが・・」

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「俺が開発したオルカパンチャーとセットで使うことで、倍以上の速さになる」

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「よく分かりませんが、すごいです」

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「まずはあたしがお手本を見せてやる」

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鬼越「4倍速で頼む」
ドルフ君・オルカパンチャー「OK, girl!」

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「Music start! Come on let's go!」

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「Right foot red!」

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「Left hand green!」

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「Right foot blue!」

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(凄い・・まるで天女が舞っているみたい・・ドキドキ)

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「This finish!」

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鬼越「次はあんたの番だよ」
紅葉「は、はい!」

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丹下「始めは一倍速だな」
紅葉「よーし・・」
「Music start! Come on let's go!」

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「Left foot green!」

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「Right hand red!」
(これ、見た目以上にきつい)

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「Left hand yellow!」
「はあはあ・・ふうふう・・」

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「Right foot red!」
「ぐぬぬぬぬぬ・・・!」

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「ああああーーん!」べちゃっ

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丹下「このトレーニングはヨガの5倍消耗する。上手く出来なくて当然だ」
紅葉「そうですか・」

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鬼越「大分慣れてきたな。次は二人で行くぞ!」
紅葉「はい!」

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紅葉「くはああああああ!」
鬼越「島が少なくてキツいだろ?」

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鬼越「あたしに掴まってもいいよ」
紅葉「いいんですか!」

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紅葉「ふううう」
ズルリ
鬼越「ちょ、ちょっと待っ!」

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鬼越「そうか、こういう遊びが好きなんだ・・」
紅葉「いえ、これは事故です!」

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鬼越「うりゃうりゃうりゃ」
ズルリ
紅葉「ああああああ!」

102

紅葉「もう怒りました!」
鬼越「おま、ルールがめちゃくちゃ・・」

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103

カーナカナカナカナカナ・・
丹下「もう夕方か、すっかり寝ちまったぜ」

104

丹下「!」
すやすや・・

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丹下「お前ら、サブミッションはまだ早いぞ!撤収!」
紅葉・鬼越「は、はい!」

106

「・・・・・・・・・・・・・」

帰り道、鬼越と紅葉は妙に気まずかったが・・
この日以来、二人は下の名前で呼び合うようになる。

~続く~