スクショで漫画

それは、閑静な住宅地の夕刻であった・・
ブロロォンッ


ピンポーンッ
「こんちは、宅配便です！」


ピンポンピンポンピンポンピンポーンッ
姉ちゃん「ちっ、うぜーな！」
ジャ――――――――


宅配員「品物をどうぞ。サインをお願いします」
姉ちゃん「届くなんて聞いてないけど？」


宅配員「音楽CD、イリュージョンオンライン・・覚えありません？」
姉ちゃん「音楽ねえ・・」
バタンッ！


僕「はあはあはあはあ・・間に合った！」
姉ちゃん「おかえり、何急いでんの」


僕「それは僕が注文した商品です、サインします！」
宅配員「あ、それは失礼」


僕「うおおおおお！」
どどどどどどどっ
姉ちゃん「何なのよあいつ・・」


姉ちゃん「音楽CDがそんなに楽しみだったわけ？」
宅配員「ふっ・・失礼しました！」


バタン！
「はあはあはあはあ！」


「危なかった、もし姉ちゃんにばれたら何言われるか・・」
カチャッ（鍵を閉める音）


「母さんただいま」


「よーし商品確認だ！」
ビリビリ・・


「おお！」
バッ


「くぁぁぁぁ念願のVR！これが欲しかったんだ！」
じ～～～～～～ん


「さっそくプレイする前に・・」


「母さんは後ろ向いててね」


「はああああああああああああ！」
姉ちゃん（何か叫んでるけど、何やってんのよまったく！）
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ママ「晩御飯出来たわよー！」


ママ「二人とも降りてらっしゃい！」
姉ちゃん「はーい」
僕「・・・・はい」


僕「いただきます」
父さん「カツカレー・・今夜こそ私に勝ちたい、ということかなママ」


ママ「あら、あなたが今まで私に勝ったことがあって？ふふ」
姉ちゃん「また言ってる！」


父さん「いや、これは一本取られた！てへぺろ」
ママ「パパったらｗ」
すりすりすりすりっ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ジャ―ーーーーーーーーーーーカチャカチャッ


僕「ごちそうさまでした！」
父さん「なんだもう行っちゃうの？」


父さん「もうすぐ”わくわく動物ランド”始まるというのに」
ママ「何か悩みでもあるのかしら・・」


姉ちゃん「大丈夫だって、全部平らげてたから元気だよ」
ママ「うん・・」


（”音楽CD”の秘密、ますます知りたくなったわ！）
ぺろりっ

～続く～