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時空の風と俺と④

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業務時間は定時を迎えた。
スケキヨ「ここが職員宿舎さ。引っ越しも構わないけれど、利便性でいうと最高かな。何でもあるし」
源之介「へ~え・・最高級マンションって感じだな」

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スケキヨ「君の部屋はそこ。隣はミヤモト・ミエ君だから、何でも聞くといい」
源之介「マジかw」

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スケキヨ「それから、君のAI端末だ。テレビのリモコンから電話まで何にでも使えるよ」
源之介「あざっす」
スケキヨ「私は残業があるから、また明日な」

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バタンッ
「これで俺も”ジクウホゼンブタイ”か・・マジで信じられないぜ」

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「にしても、こんな高そうな部屋使ったことねーんだが!」
ジャ~~~~ン

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「あんまり未来っぽくないのが救いだなあ・・ベッドでか過ぎだろ」

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「ふう・・」
ごろんっ

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(コンビニの女の子どうしてるかな・・女らしさは欠けるけど、初なところが俺の好みだった)

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(野良猫のニャー助は、休日になると必ず餌をあげた。しっかり生きてゆけるのか?)

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(それから・・)
!?

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源之介「スケキヨさん!俺が未来に来たってことは、俺は現世に生まれなかったことなんだろ?」
スケキヨ”そうだよ。時空の自浄作用が働いて、辻褄が合うように修正される”

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源之介〝俺が居なくなった現世がどうなってるのか、知ることはできるのか?”
スケキヨ「可能だよ。君のような立場は、一度だけ確認することが許される」

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スケキヨ”ターミナルのモニターで確認できるから、知りたければ来るといいい”
源之介「ああ、今すぐ行くぜ!」

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マーフィー「彼、大丈夫デショウカ?帰リタクナルカモ」
スケキヨ「その程度の決意だったら・・記憶を消して戻って頂く」

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スケキヨ「殆どの人間が、ここで脱落してゆくからね。どんな人間も、自分の人生を愛しく思うのさ」

続く