春い青⑥
- 2020/04/28
- 22:38
うるはとヌル男は、老人を森の中の家まで送り届けた。
老人「ちょうど薬入れの求心が切れてしまってなぁ」
老人「危うく死ぬところじゃったよ、君らは命の恩人じゃ!」
うるは「そりゃラッキーだったな。ぱくぱく」
ヌル男「ところで、おじいさんは一人暮らしなんですか?」
老人「そうじゃ。家内が死んでから10年になる」
うるは「こんな山奥だし不便だろ、今日みたいなこともあるし」
老人「まあ・・しかし、土地の管理をせんといかんのじゃ」
老人「実は、この山で貴重なキノコを栽培しておってな。手入れが大変なんじゃ」
うるは・ヌル男「えっ」
老人「また、それを狙った盗人が出るんじゃよ。最近は100万ぐらい損失が出たわ」
ヌル男「そ、それは、大変ですね・・」
ヌル男「あれ、体がしびれて・・」
うるは「アタシも・・なんか変だぞ?」
ドシャーーーンッ
老人「ふぉふぉふぉ、盗人どもが見事に引っかかりおって!」
うるは(薬を盛られたのか、意識が・・)
老人「二度と手を出せんよう、徹底的に懲らしめてくれるぞw」
<続く>